ハネムーンは思い切って行きたい場所へ

結婚というのは人生の一大イベント。共に生きていくことを決意した男女が婚姻届を提出し、法律的にも夫婦となり、生活をともにしていくことで、人が大人になり人生を歩んでいく中で通過するひとつの節目であり、人間の営みのひとつと考えればシンプルなものであるはずですが、そこには、沢山の費用がかかってしまうというのが現実です。

新生活に必要な家具や生活用品を購入したり、結婚式も外せない。一生に一度のことだから自分も参列者も満足いく式を挙げたい。あれよあれよと言う間に、想像以上にお金がかかってしまい、その時点でさらに費用がかかるハネムーンに行く気が失せてしまうことは、堅実なカップルであればあるほど起こり得ることかもしれません。不景気が続く今の時代、いくら結婚式だからといっても普段の生活で染み付いた節約精神が抜けることがない人も多いと思います。ハネムーンというのは一般的に新居や結婚式のことを決めた後に考え始める、言い方は悪いけど後回しにされがちな存在。こんなにお金を使ってしまったんだから新婚旅行はやめておこう。そんな風に考えて新婚旅行に行くのを取りやめたカップルを私自身何組も知っています。

しかし、ハネムーンは少し無理してでも、新居の家具をひとつかふたつ我慢してでも行った方がいいというのが、もうすぐ結婚10年になる私の考えです。そう考える一番の理由は、ハネムーンを逃すとなかなか夫婦二人きりでゆっくり旅行するチャンスがないからです。現に私自身ハネムーンを最後に、一度も海外旅行には行っていません。結婚してすぐに子供が欲しいと思っている人は特にそうです。妊娠出産育児で女性が思うように動けない期間は長いです。子供が生まれたら、旅行の条件は、子供を連れて行ける場所に限定されてしまいます。旅行に行ったら行ったで子供の世話に追われてしまいます。夫婦は手分けして子供の面倒をみなくてはいけないので、旅行中に夫婦でゆったり過ごす時間と言うのは殆どとれません。それはそれで楽しいですが、夫婦二人だけの思い出を作るチャンスであるハネムーンと言うのはその後の結婚生活を乗り切る上で、意外と大切ではないかと思うのです。まだ結婚したての初々しい二人が、お互いの今まで知らなかった一面を発見しながら二人だけの旅を思う存分楽しむこと。結婚休暇なら会社に対して後ろめたい気分もなく堂々と休めるという人も多いのではないでしょうか。

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